1.蜂の、タイ(グン)
2.県の面積の半分を占める(グン)ブの出身
この2つの文章の(グン)は、【郡】と【群】のどちらでしょうか?
画面を止めて、一度考えてみてください。
答えは、
1.蜂の大群 2.郡部の出身
です。皆さん分かりましたか?
漢字には似た形で紛らわしいものが多くあり、
テストは皆さんの実力を試すためにそういった漢字こそ狙って出題してきます。
つまり、似た漢字をしっかり区別して書き分けられると得点につながるということです。
混同することなく覚えるには、その部首の意味や熟語の成り立ちで覚えるのが一番です。
例えば、【郡】という漢字の右半分、部首である『阝(オオザト)』は、
実は『邑(ムラ)』という漢字が“つくり”になったときの形なんです。
「ムラ」と言う通り、阝(オオザト)の付く漢字は「人のいる場所、地域、地名を指す言葉」に使われることが多いです。
例: 郷(サト)、都(ミヤコ)
一方、【群】の方は分かりやすいですね。
右側が『羊』なので、動物の羊が集まって『群』だと納得しやすいかと思います。
ちなみに2つの漢字に共通する“へん”である『君』ですが、
『君』には元々「統治する」というような意味があったそうで、
おそらくそこから人や動物が集まる『郡』『群』という漢字に使われたのかと思われます。
このように、漢字や熟語にはたいてい成り立ちや理由があるものです。
「覚えられなくてテストで出るたびに悩んでる」という漢字については、
その成り立ちなどについて調べてみるとバッチリ覚えられると思いますよ!
色んな部首の意味を知れば知るほど、漢字を覚えるのが得意にもなっていくと思います。
また、単純な反復になりがちな感じの勉強も、
その成り立ちを考えるようになると結構面白く感じられます。
辞書やインターネットを使って、漢字を成り立ちで覚えてみてくださいね♪