【受験生】
「勉強」と「練習」

皆さんがこれまで机や教材に向かってやってきたことの

ほとんどは「勉強」だったかと思いますが、

受験生は勉強のみではなく、「練習」もしなければいけません。

もちろん、受験本番の練習です。




過去問演習を通して、限られた時間内にどの問題を解くか、どんな順番で解くか、

最大限の点数を取るためにどんな工夫をするか。

1点差を争う受験の世界では、本番を見据えた「練習」が欠かせないのです。






実力を十分に出し切る受験生というものは、本試を受けるころには自身の作戦が固まっているものです。

過去問から、難易度や分量や注意すべきポイントが分かり、解く順番やかけられる時間も決まっているので

当日することと言えば、準備していた通り実践するのみ。

予想外の出題や傾向の変化があったとして、その対処も織り込み済みです。



どんな問題が出ても合格点を超えられるような実力を持っている受験生なら話は別ですが、

受かるかどうかのボーダーにいるような受験生が「練習」不足なまま受験に挑んだなら、

実力を十分に発揮できる可能性はごく僅かでしょう。


これは、例えるならレシピなしで作ったことの無い料理をするようなものです。

行き当たりばったりで上手くいくことはほとんどありません。






いま教科に対する十分な理解があるという方は、

本番を見据えた「練習」をし、作戦を固めていきましょう。

過去問演習や模試の結果が出るたび、合格の確信を強められるはずです。


「まだ知識が十分じゃない」と言う方は、「勉強」と「練習」を並行して進め、

本番の得点が最大になるように段取りを立てましょう。

「練習」の中でも過去問や問題演習で学ぶことはあるので、それは「勉強」も兼ねるはずです。





受験生としての生活も終盤です。体調に気を付けつつ頑張っていきましょう！