私たちにとって最も身近な数字である日付。
この記事では本日の日付12月5日(1.2.5)をテーマに、
中学生以上なら解けるかもしれない、なるべく知識のいらない数学の問題を三問出していきます。
ぜひ紙とペンを用意してどれだけ解けるかやってみてくださいね!
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【第一問】
○ × ○ × ○ = 125
○に入る“整数”はなんでしょう?
(○はすべて同じ数です。)
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【第二問】
今日(2023年12月5日)は火曜日です。では、来年2024年12月5日は何曜日でしょう?
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【大三問】☆難問☆
12時00分で止まった時計があります。
指でこの時計の長針を少し動かし、12時05分にしたとき、
長針と短針の間の角度は何度でしょう。
もちろん、通常の時計と同じで長針の動きに合わせて短針もごくわずかに動くものとします。
(秒針については考慮しません)
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【答え】
第一問は「○×○×○=125」ですね。
「○」は整数とのことなので、「1」から代入して試してみましょう。
1 × 1 × 1 = 1
2 × 2 × 2 = 8
3 × 3 × 3 = 9 × 3 = 27
4 × 4 × 4 = 16 × 4 = 64
5 × 5 × 5 = 25 × 5 = 125 !!!
ということで○に当てはまる答えは、
【5】でした。
求める数字の「125」を見てみると、下一桁が「5」ですね。
何ケタの数字であろうと、下一桁が「0」か「5」のとき、その数は5の倍数です。
このことを知っていた方は、試すまでもなく一発で答えが分かったかもしれません。
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第二問は「今日(2023年12月5日)は火曜日、では来年2024年12月5日は何曜日?」という問題です。
ここからは具体的な日付は考えずに、「今日から○日後」ということに着目して考えましょう。
曜日は7日間で一周しますね。なので、「今日から7日後」も「今日から14日後」も
おなじく「火曜日」と分かります。
この理屈で行くと、「今日から(7の倍数)日後」は「火曜日」と分かりますね。
一年は365日ですが、「350」は「35×10 = 7×5×10」なので7の倍数と分かりますね。
なので「今日から350日後」も火曜日、
「今日から357日後」も「今日から364日後」も火曜日と分かりますね。
丸一年は365日なので、
「今日から365日後」=「2024年12月5日」ということで、火曜日の一日後、
つまり、答えは水曜日……
と、思いきや!
2024年はうるう年なので2月29日まであり、一年は366日です。
ということで求めるのは「今日から366日後」になり、答えは【木曜日】です!
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第三問は時計の針の角度の問題です。
考えやすくするために、針を動かす前の12時00分の状態を「基準(0°)」とします。
問題は12時05分の長針と短針の間の角度です。
一度に考えるのは難しいので、まずは長針から考えましょう。
長針は「基準」から5分ぶんだけ進んでいます。
ここで「分」について考えると、5分は60分の1/12ですね。
長針は60分で1周(360°)するので、5分だとその1/12、
つまり、360÷12= 30°
「30°」進むということです。
つぎに短針です。
短針は、1時間(60分)経つごとに時計の目盛を1だけ進みますね。
「時計の目盛を1だけ進む」ということは、長針が5分進むのと同じ理屈で
30°進むということです。
まとめると、【短針は60分で30°進む】です。
では問題となっている、5分だけだとどうなるかと言うと、
5分は60分の1/12なので、30°のさらに1/12だけ進むということです。
ということで、30°÷12をすると、「2.5°」となります。
問題となっているのは長針と短針の間の角度なので、
「基準」から長針がなす角度=30°
「基準」から短針がなす角度=2.5°
ということで答えは、
30°-2.5°= 27.5°
となります!
☆ ☆ ☆
いかがでしょうか。
今回は12月5日ということで「125」、「12月5日」、「12時05分」を使って問題を作ってみました。
レベルが合った方にとっては良い頭の体操になったかと思います。
特に第三問を自力で解けた方は、素晴らしい思考力です!
これからも難問にどんどん立ち向かっていきましょう!
日付は毎日変わりますので、ふと日付の数字が持つ性質や
作れそうな問題などを考えてみると、数学力や思考力アップにつながると思いますよ♪