「子供がやる気さえ出してくれれば…」
親御さんの思いとして、
“子供になにかに一生懸命になってほしい”
“貴重な若い時間を有意義に使ってほしい”
というのはあると思います。
しかし子供のやる気はそう思い通りには行きません。
押しても引いても、なかなかその気になってくれない子はいるものです。
「いつもダラダラしている」「退屈そう」「努力が続かない」
もしかしたらお子さんは頭の中で何か考えたり感じたりしているのかもしれませんが、
はたから見ていると「このまま大人になって大丈夫だろうか」と心配にもなってきます。
こんなときは多感な時期の子供に干渉しすぎるのではなく、
さりげなく【成功体験】を積ませてあげるといいかもしれません。
つまり、なにかの努力が良い成果につながるということを経験させてあげるのです。
人は努力の結果として成果が得られるかもしれないことにはやる気が出るものです。
「手伝いをしたら褒められた」
「勉強したら点数が上がった」
努力→成果という経験を繰り返すことで、
頑張れば報われるはずだと、困難に対してもやる気が出てきます。
逆に、成果が得られないことについてはやる気が出ないものです。
例えば、「誰も食べない料理を作る」というような無益な作業は
誰だってやる気が出ないものです。
(もしかしたら今お子さんにとって
困難や努力は成果につながらない無益なものに映っているのかもしれません。)
日々の中で、ちょっとの「困難や努力」とその「成果や報酬」を設定してあげましょう。
少しずつお子さんのやる気が上がってくるはずです。