今回は、勉強が苦手な子がやってしまいがちな、テスト中のNG行為についてお話しします。
それは
・カンニングすること
・諦めること
の二つです。
こう聞くと当たり前のことに思えますが、実際、テストがあまりに分からないと
こういった行為をしてしまう子は多いものです。
これらのNG行為は、意味がないだけでなくその子にとってマイナスでさえあります。
テストは自分の力を試す場です。
真剣に、時間いっぱい考えて受けることで自分の出来る事・出来ない事が分かり、
次に生かすことが出来ます。
いま上げている二つのNG行為は、どちらもこのテストの意義に背くものなんです。
カンニングして実際の実力より高い点数が出てしまうことは、後の気の緩みにつながります。
不正をしていることはもちろん自分でも分かっているのに、
「○点とった」ということだけに頼って、力不足から目をそらしてしまいます。
諦めてしまうことも、同じです。
テスト範囲に対して受験者の知識があまりに少ないと、かえって時間が余ってしまうものです。
知識が足りないので考える余地もなくなってしまうのです。
そうして余った時間、問題用紙に落書きしたり、突っ伏して寝たりして過ごしてしまいます。
本当なら、試験時間を目一杯考えて、1点でも多くもぎ取ろうとした方がいいでしょう。
その中で学んで、新たに分かることもあるかもしれませんし、
出来ないなら出来ないで力不足をハッキリ実感できます。
途中で諦めてしまうと、そういった機会を逃してしまいますし
点数が低くても「途中で諦めたから」という言い訳も残ってしまいます。
勉強が苦手なのも、テストが分からないのも悪いことではありません。
しかし、不正をしたり諦めたりすることは自分にとって大きくマイナスなことです。
どんなに分からなくても、試験時間いっぱい1点でも多く取ろうとする姿勢が
次の一歩につながるはずです。