英語の勉強をするメリットは
・テスト・入試で点が取れる
・英語でのコミュニケーションができる・文章が読める
だけではありません。
英語学習、その中でも特に単語の学習には、
・世界の色んなことが分かりやすくなる
というメリットもあるんです。
というのも、皆さん、なにかのマニュアルや解説を読んでいて、
「専門用語ばっかりで分かりにくいなぁ」
と思ったことはありませんか?
たとえば、以下は、ChatGPTに書いてもらった“音響技術”に関する文章です。
「音響技術では、リバーブ、コンプレッションなどのエフェクトを用い、
マイクロフォン配置やディレイ設定により空間感を演出。
イコライゼーションやダイナミクス処理により音のバランスを調整し、
ステレオフィールドやサラウンドサウンドを実現する。」
音響に関する専門用語が多すぎてよく分かりませんよね。
ただ、ここで使われているカタカナの専門用語は、すべて英語に由来しています。
つまり、英単語の意味さえ分かれば、それが指すものがちょっとだけわかりやすくなるということです。
試しに、先ほどの文章のカタカナ専門用語を、“英単語(訳)”にしてみましょう。
「音響技術では、reverb(残響)、compression(圧縮)などのeffect(効果)を用い、
microphone(マイク)配置やdelay(遅れさせる)設定により空間感を演出。
equalize(等しくする)やdynamics(迫力)処理により音のバランスを調整し、
stereo field(ステレオ領域)やsurround sound(サラウンド=囲まれる、音)を実現する。」
どうでしょうか。音響のことには詳しくないので、どれほど正確に訳せてるのかは分かりませんが、
完璧とは言えないまでも、元よりはかなり分かりやすくなったと思いませんか?
このように、英単語を知ってさえいれば、
始めて見る専門用語でも「なんとなく」の意味が推察できるんです。
ちなみに、上で使ったのはおおむね高校英語までで勉強する英単語です。
現代を生きていると、あらゆる場面でカタカナ語に出会います。
そのたびに一回一回、「これどういう意味?」と調べるのは時間がかかるし面倒です。
結果、意味が分からず理解を諦めてしまったりもします。
いま勉強できるうちに英単語をたくさん勉強すれば、その知識は一生もの。
今後の仕事や趣味で出会う概念や文章が、非常に分かりやすくなるはずです。
英語の勉強が嫌な方は
「自分は将来英語使わないから」と思うかもしれませんが、
それ以外のメリットもあると思って、頑張ってみてくださいね。