国語や社会や理科の記述・論述問題では、
『○文字以内で答えよ』
という指示が与えられます。
「えー、もっと書きたいんだけど」
「そんなに書くことないんだけど…」
そう思うこともあるかもしれませんが、これは絶対に従わないといけないものです。
文字数が明らかに足りない・オーバーしている、といった場合には
採点してもらえない場合もあります。
指定文字数の8~9割くらいは絶対に書かないといけません。
実は、この文字数の指示は、問題用紙に唯一記された、問題作成者からの【ヒント】でもあります。
作成者は
「この部分とこの部分を抜き出してまとめたら…このくらいの文字数かな。」
「事実Aと事実Bについて書けば○○文字くらいになるな。」
と思って問題を設定します。
つまり、【その問題の正答】を想定して設定しているということです。
ですので、もし記述の解答を書いていて
「文字数が全然たりないな…」と思ったなら、
見当違いのところから抜き出しているか、要素を拾い忘れているかもしれません。
また、「○○文字じゃ足りない!」と思ったなら、
これも、解答と違うことを書いてしまっているか、要素を盛り込みすぎている可能性があります。
記述・論述問題は、選択問題などとは違い、あるのは罫線やマス目だけです。
一から自分で解答を作らないといけないと思うと、ひるんで尻込みしてしまう方もいるかもしれません。
ただ、「指定文字数」をヒントと捉えることで、解答への足掛かりがつかめることもあるかと思います。