カタカナ言葉には英語が由来のものも多くあります。
普段なんとなく使っているカタカナ言葉も、よくよく調べてみると重要な英語の知識になります。
単語の詳しい意味や使い方を見ていきつつ、英語学習のコツも見ていきましょう!
今回のテーマは【スポーツ】です。
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競技の上達にかかせない“トレーニング”。
普段何気なく使っている言葉ですが、二ング(n-ing)という語尻からも分かるとおり
もとは英語です。
動詞としての原型は
train (鍛える)です。
動詞は「ing」をつけることで「動名詞」つまり、名詞(~すること)として働きます。
トレーニングは「training(鍛えること)」だったというわけです。
ちなみに、電車のtrainとスペルも発音も全く一緒なので、
テストで出てきたときには注意が必要です。
文法上の必然性や、文章の自然な流れから「電車」か「鍛える」かを見極めましょう。
おなじチームのメンバーは、そうと分かるように同じ“ユニフォーム”を着ますね。
これは英語由来「uniform」です。
もちろんスポーツのユニフォームのことも指しますが、
学校や会社の制服のことも指し、むしろこの使いかたが多いように思います。
ちなみに、「uniform」の接頭語「uni」は、「ひとつ」を意味します。
「ひとつの同じ形(form)になる」から「uniform」というわけです。
ほかにも「連合、同盟」といった意味がある「union」は、
「複数のものが“ひとつ”にまとまったもの」ということで、このようなスペルをしています。
最後に、スポーツについて英作文で書きたいときに
「sport」と書くか「sports」と書くか、ということを考えてみます。
ふたつの違いはまず「単数形」か「複数形」かということがあります。
この点でいくと
「Tennis is my favorite ~(テニスは私のお気に入りのスポーツだ)」
のときは単数形の「sport」。
「I like all ~(私はすべてのスポーツが好きです)」
というときには複数形の「sports」を使うことになります。
ただ、「sport」と「sports」にはイギリス英語とアメリカ英語の違いもあるようです。
とはいえイギリス英語とアメリカ英語の使いかたの違いまで考えると
あまりに話しが難しくなってしまいます。
テストではあまり悩まず、単数形か複数形かに注意して使えば、
減点はされないのではないかと思います。
☆ ☆ ☆
日常生活には英語由来の言葉が山ほどあります。
英語を勉強していると、そんな言葉の元の単語に触れ、
「こんな意味もあったんだ!」と驚くことがあります。
これは、言語を通して他の文化の世界観を知ることにもあります。
言語の勉強はそうやって世界を広げる機会になるので、
ただの暗記教科と思わず楽しみながら勉強していきましょう!