勉強というと、自室や自習室にこもってするものというイメージがあります。
ですが、昨今はリビングで勉強することも良いとされており、
「リビングで勉強する子の方が成績が伸びやすい」という研究結果もあるようです。
このことは、集中力と環境の関係に由来するのでしょう。
誰しも実感として、「多少の雑音などがあったほうが集中できた」という経験はあるかと思います。
電車の中を見渡すと、時間を忘れたかのように参考書や読書に没頭している中高生を見かけることがあります。
そのような生徒は、元からどこでも集中できる子なのかもしれませんが、
もしかしたら、電車だからこそ集中できているのかもしれません。
一方で、あまりに環境が整いすぎていて、何の音もしない、何の変化もないような空間だと、
かえってソワソワしたり、集中モードに入れなかったりするものです。
普段の散漫な意識から一か所に集中して考えるモードに移るには、
ギャップが大きすぎて負担になるのかもしれません。
ただ、リビングのテレビがついているような環境はいけません。
子どもにとってテレビは見たいものです。
見たいものが近くにあると本来勉強に割くはずの集中力を吸い取ってしまいます。
“見たくも聞きたくもないけど入ってくる”くらいの刺激が良いのではないかと思います。
また、子供は親に勉強しているところを見てもらいたいものです。
リビングやキッチンに家族がいて、たまに勉強しているところを見に来る。
こういった環境は、お子さん本人にとっても
「頑張りを認めてもらってる」という意識と「サボらないか見張られてる」という意識が両方あって
良いのではないかと思います。
ちなみに、マナベストの家庭教師はリビングでの指導もOKです。
「ちゃんと指導が進んでいるか見たい」
「子供と二人きりにさせるのは不安」
ということがありましたら、ぜひリビングで指導をするようお申し付けください。