「偏差値を上げたい」
「学年順位を上げたい」
集団の中で勉強していて、このように思わない方はいないでしょう。
これらは“相対評価”を上げたい、
つまり、“集団の中での順位や差で評価されたい”ということです。
では、どのように勉強すれば相対評価が上がるのか。
今回は、これから自分の勉強メソッドを作っていこう!という方に向けて
一つの方針をご紹介したいと思います。
【周りもしてること/自分だけがすること】
同じ教科書で勉強しているなら、誰だってすることがあります。
たとえば、授業を聞いたあとに載っている練習問題を一度解く。
出された宿題をする。
これらは同じ学年で勉強している生徒さんなら、全国どこでも誰でも、ほとんど同じことをしているはずです。
こういった“周りもしている”ことを、みなさんがしない手はありません。
それはいわば基本中の基本であり、しないことには他の勉強には進めないものです。
これらの勉強は、皆さんの力を“絶対的(他の人と比べなくてもそうだということ)”に挙げてくれます。
また、これまで周りがしていることを出来ていなかった方は、まずはそれをするようになることで
相対評価(順位や偏差値)が上がるはずです。
では、これまでもちゃんと“周りもしていること”を出来ていた方はどうでしょうか。
これからも同じことを続けていれば上がっていけるものでしょうか。
可能性はありますが、確かではありません。
繰り返しになりますが、相対評価とは集団(周り)の中での順位や差で決まるものです。
周りの皆と同じことだけをするというのは、全体と同じペースで賢くなるということです。
これは、徒競走でスタートダッシュから順位が変わらないままゴールに近づいているようなものです。
相対評価を上げたいなら、これまでより速度を上げて、周りを追い抜かないといけませんね。
そのために、“自分だけがする”ことが大事になってきます。
授業で言われるわけでもない、宿題で出るわけでもない。
ただ、自分に足りないところを埋めたり、得意を伸ばしたりするために
自分用の勉強を、プラスアルファでする必要があります。
何をするかは、自分で決めるか、信頼できる人に指示してもらうといいでしょう。
いくつか例を挙げると、
・教科書の練習問題を家に帰ってからもう一度解く
・毎日の登下校中に単語帳を読むようにする
・苦手な教科だけはひとつの宿題を二周する
このような自分だけの勉強を日常的にします。テスト期間でなくともです。
目的意識を持って、これまでよりも成長速度を上げる。自分に合った勉強をする。
この中で、今までとは違った自分や新しい感覚に出会えることでしょう。
もちろん、だからといって周りもしていることを疎かにしてはいけません。
それはちゃんとしつつ、余剰の時間で自分だけの勉強を積みましょう。
いま、自分がしている勉強を思い返して、
【周りもしていること】と【自分だけがしていること】に分けてみてください。
そこに自分が今の順位にいること、最近の順位の変化の理由があるはずです。
今後の勉強計画についても、この二つの区別を方針にして考えていくといいかと思います。
もちろんプラスアルファで勉強する分、勉強時間は増えます!
大変ですが、次のテストで順位や偏差値が上がることを夢見て頑張ってみてください!
一度うまくいくと、どんどん更なる上昇のコツがつかめてくると思いますよ♪