勉強の経験に乏しい生徒さんの悩みの多くは
“読み飛ばす”
ことに端を発しているといっても過言ではありません。
・ついさっき教科書を読んだはずなのに分からない
・解説を読んでも理解できない
・そもそも問題の意味が分かっていない
このような時には「自分はどこか読み飛ばしていなかったか?」と疑ってみてください。
そもそも、読み飛ばしというのは自分ではなかなか自覚できないものです。
文章を目で追ってはいる。心の中で読んではいる。
自分では、文章を追ってさえいればそれを“読んでいる”と錯覚しがちなものです。
しかし、それは“ただ目で追ってる”だけで、ちゃんと頭に入ってきていない可能性があります!
勉強における“読む”とはちゃんとそれを理解すること・納得すること・一時的にでも覚えることです。
その読み方を習得するため、今回は2つの方法をご紹介します。
①音読すること
音読は、もっとも実際的な読み飛ばし対策になります。
口に出しさえすれば着実に一行一行進み、飛ばすことはありません。
また、目→脳→口というふうに文章が自分の中を通過するので、
ただ目だけで読むよりモノになるはずです。
②読んだ文章にすぐ感想をいうこと
文章を読むたびに、心の中でいいので
「へ~」「これは意外だ」「テストに出そう」「別の場合どうなるんだろう?」
と、ひとことだけ感想を言うようにしていってください。
感想を持てるということは、ちゃんとその文章が頭に入ってきている証拠です。
また感想をもちつつ勉強を進めることで、それぞれの文章が有機的につながってくることも期待できます。
読み飛ばしは意識していないとすぐに起こってしまうものです。
文章を読んでいるとき「いま読んだ文章、何が書いてあったっけ?」と自分に問うクセをつけてみてください。
ついさっき読んだはずの文章なのに、なにが書いてあったか思い出せないなんてことがザラにあるはずです。
特に、これまで勉強してきてなかなか成果に結びつかなかったという方は、
読み飛ばしに注意することで、新たな一歩を踏み出せるかと思いますよ♪