学校に通っていると、クラスや集団の中での自分のイメージが固まってくるものです。
例えば
「あの人は穏やかで優しい感じ」
「あの人は陽気で楽しい」
「あの人は寡黙で思慮深い」
といったふうにです。
人それぞれ、集団の中で“この人はこういう人だよね”という暗黙の合意があるかと思います。
そして、このイメージは本人にとっても重要です。
というのも、周囲からのイメージを自覚することで、さらにそのキャラクターに近づく面もあるからです。
例えば、周囲を笑わせるお笑いキャラの場合。
一度そのイメージが知れ渡ると周囲の人はその人に期待するようになります。
お笑いを振ったり、楽しいことに巻き込んだり。
するとその人は期待に応えようと、さらに人を笑わせたり楽しませたりしようと意気を揚げることでしょう。
このようなことはお笑いキャラにだけ言えることではありません。
どんな人でも、元々の自分の気質に加えて、
周囲の人が想定したり期待したりするキャラクターに近づくことで個性を作っているものです。
皆さんの中にも、自分に対する周囲のイメージに合わせるために、
自分の気質を誇張したりすこし無理してふるまったりした経験があるのではないでしょうか。
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さて、このようなことは勉強についても言えます。
学校に通っていると、授業や定期的なテストで常に学力を測られます。
それがある程度クラスや学年に知れ渡ることで、
勉強の得意不得意や取り組み方を基準としたイメージが形成されていきます。
皆さんも周囲のクラスメイトから、
「○○さんはいつも××点くらい」「××さんはあの教科が苦手」
と持たれているイメージが多少はあるのではないでしょうか。
このときも周囲が持つイメージに本人はつい引っ張られてしまうものです。
例えばある生徒が“いつも提出物が出せてない”と思われているとします。
そうすると周りはその生徒にまた提出しないことを期待するかもしれませんし、
遊びの誘いなども「当然いつでも来るでしょ?」といった空気でくるかもしれません。
こうなると、宿題の提出状況はさらに悪くなるでしょう。
生徒の中に宿題を出さない理由が出来てしまうからです。
逆に、周囲のイメージが良いほうに作用することもあります。
例えば、「テストでいつも1位を取る」と周囲に思われている生徒は
その期待に応えるために妥協のないテスト対策をするかもしれません。
また、「努力の量が凄い」と思われている生徒は、これが自分の長所なんだと力づき
さらなる努力が出来るようになるかもしれません。
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一度ついたイメージというのはなかなか変わりません。
そのため、できるイメージがついてる人はずっとできて、
出来ないイメージがついてる人はずっと出来ないままになりがちです。
ただし、絶対にイメージを変えることができないわけではありません!
なにかのきっかけでこれまでと過ごし方や振る舞い方を変え、周囲からのイメージを変えられることもあります。
そして、【夏休み】はその絶好のきっかけになります!
夏休み明け、急にこれまでより良い順位を取ったり宿題を多く出せたりするとどうでしょう。
周囲は「夏休みに頑張って変わったんだ」と驚くとともに、その人に持っていたイメージを改めます。
もしこれまで“出来ない”キャラだったとしても、そこから変わっていけるわけです。
そして、周りからのイメージが変われば、本人の意識も変わります。
一皮むけて、ぐんぐん自分についたイメージを更新して行けるかもしれません。
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夏休みはまだ20日以上あります。
自分についたイメージを更新し、“こうありたい!”と思う姿に近づきたい方は
この機会にがんばってみてくださいね。