東京は日本の首都ですね。
東京、大阪、京都は大都市圏と言われ、今日でも人々や商業が集中しています。
昔から栄えていたこれらの都市について、かつての歴史を振り返ってみましょう。
将軍の城下町である江戸(現在の東京)は政治の中心として栄え、18世紀の人口は100万人を超えて、世界最大の都市となりました。
世界最大とはすごいですね。
人口の半分は武士とその家族で、街並みの3分の2近くが武家屋敷だったそうです。
大阪は、「天下の台所」と呼ばれ、商業都市として発展しました。
川沿いには各藩の蔵屋敷が建ち並び、各地から運ばれた年貢米や特産物が集まりました。
それらは大阪の商人によって売りさばかれて、全国に流通していました。
京都は平安時代から朝廷が置かれ、古くから都と呼ばれていました。
西陣織や漆器、まき絵などの高級な工芸品が生産されていました。
その文化は江戸の地域にも伝わりました。
これらの江戸、大阪、京都をあわせて三都といいます。
江戸時代には、三都をつなぐ「五街道」と呼ばれる道が整理されており、様々な商品や工芸品などが行き来しやすいようにいなりました。
この頃には各地の特産品ができ、その売買も盛んになりました。
例えば、北海道の昆布やニシン、静岡の茶、京都の西陣織や友禅染など、現在でもその地域の特産品として受け継がれています。
また、江戸時代には飲料水を提供するため、水路の整理も行われました。
人々の暮らしも豊かになり、さらに農業生産の増加などにつながり、ますます豊かな暮らしへと向かっていきます。
この時代の歴史があるからこそ、私たちの生活が豊かなものになっているのですね。
これらの三都の歴史について、さらに調べると色々なことが分かるので、興味がある方はぜひ色々と調べてみてはいかがでしょうか。