社会の地理分野の時差、複雑でよくわからない単元ですね。
今回は、時差の基本的な部分について、説明しようと思います。
例えば、私たちの日本がちょうど昼12時だとすると、
アメリカ合衆国のニューヨークは、私たちよりも時計が14時間戻っています。
つまり、ニューヨークの人たちは、私たちにとって前日の夜8時です。
イギリスのロンドンは、世界標準時です。
つまり、世界の時計の基準です。
地球儀の縦の線、つまり、経度が0度です。
正確には、ロンドンにグリニッジ天文台があり、
ここを通る経線が「本初子午線」と言って、経度0度と決められています。
私たちの日本の標準時は、兵庫県明石市を経線が通る
東経135度と決められています。
ちなみに、東京の経度は、東経140度です。
しっかり覚えておきましょう。
地球は、反時計回りに24時間かけて1回転、つまり自転しています。
1回転は360度ですから、
360度÷24時間=15度
という理由で、地球は1時間に15度、反時計回りに自転しているのです。
ロンドンは経度0度、日本は東経135度ですから、
135-0=135度
135度÷15度=9時間
となり、ロンドンと日本は
日本のほうが日付変更線に近いので、私たちの日本とイギリスのロンドンでは、
私たちのほうが9時間ロンドンよりも進んでいるとなります。
しかし、サマータイムという制度があり、10月までは時差が8時間なのですが、
これは高校の地理で勉強します。
東経と西経同士では足し算をして、角度を出し、
15で割り算をすると、相手の国が日本よりもどれだけ時間が遅れているかがわかります。
この部分は、地球儀を見ながら説明して勉強したい大切な分野です。
「時差がよくわかりません」
という生徒さんは、テストに出題されるので、早めに対策を打ちましょう。
時差が理解できると、すっきりして、気分がよくなりますね。