中学の理科でも扱いますが、
ほとんどの小学生も現象自体は知っている
「表面張力」
水の一番上の部分が、ポコッと膨れ上がる、あの現象です。
液体には、まとまろうとする力や、縮もうとする力があります。
これは、高校の化学のレベルになりますが、
分子間力
が働いているせいなのです。
葉の上にある水滴は、小さな玉になってコロコロと転がり落ちますね。
水分子が分子間力という、比較的弱い力でまとまっているからなのです。
コップに水をいっぱいに注ぎ、もうこれ以上は注げないくらいに注ぎます。
一番上の部分をよく見ると、いくらか山盛りになっていますね。
これを、表面張力と言います。
風船は、空気を入れて膨らませますね。
しかし、風船のゴムの引っ張る力が耐えられなくなるほどに膨らませると、
風船は破裂します。
小さい頃に遊んだシャボン玉も同じです。
つまり、シャボン玉の液体にも
風船のゴムと同じように引っ張る力があるのです。