2019年12月に文部科学省から発表されたプロジェクト
「GIGAスクール構想」では、
始めは2024年度中に生徒1人1台の端末(PC、タブレット)配布を目標としていましたが、
コロナウィルスの影響を受け期限を前倒しし、
2020年度中にはすべての生徒に端末がいきわたることを目標としました。
2021年8月時点の発表では、公立小中学校で9割以上が配布完了。
しかし、公立高校において完備できた自治体は2割となっています。
4年をかけて設備する予定が、1年弱に変更されたため
端末が揃ったとしても環境が不十分なところもあります。
校内のインターネット通信速度の問題や、
端末を持ち帰り、自宅でオンライン授業をうけようにも
自宅のインターネット回線が未契約だったり通信速度が遅くて動画が止まるなど
各家庭ごとの設備面の違いも課題となっています。
また、小学校低学年のお子さんがひとりでPCやタブレット操作をすることは難しく
保護者が付きっきりで対応する必要があります。
オンライン授業が必須になる時代はまだ先でしょうが、
技術の進歩とともにさらに必要となっていくはずです。
社会で働く私たちも、学ぶことを続けていかなくてはいけませんね。