戦い、乱、役、変
社会の歴史に出てくる事件の名前に付きますね。どう違うのでしょう?
気になったことはありますか?
学校の先生はそこまで言いませんが、違いがあります。
<戦い>
具体例
1600年
関ヶ原の戦い
負け:石田三成軍VS勝ち:徳川家康軍
*どちらが勝っても不思議ではなかった。
<乱>
具体例
1467年
応仁の乱
細川勝元(三管領)軍VS山名宗全(持豊)軍(侍所所司)
*引き分けだった。その後は、今まで通り、室町幕府が続いた。
<役>
1274年文永の役、1282年弘安の役(=元寇、蒙古襲来)
1592年文禄の役、1598年慶長の役(=朝鮮出兵)
*どちらも外国軍と戦った。
<変>
1582年
本能寺の変
負け:織田信長(部下約100)名VS勝ち:明智光秀軍(約2万 )
*それまで政権の座にいた信長から、新しく光秀政権に変わった。
わかりましたか?つまり、
どちらが勝っても不思議ではなく、それまでの政権は関係ない=戦い
今まで通りの政権が続くだけの争い=乱
外国軍との戦い=役
今までの政権が倒され、新しい政権に「変」化する=変
です。
勉強は、1つ1つしっかりと考えると、面白い発見がありますよ。