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家庭教師のマナベスト 長野県 スタッフブログ

【高校物理】
地震や津波のしくみ

2021/12/02

地震大国の日本。

世界で発生しているマグニチュード6以上の地震のおよそ2割は

日本周辺で発生しています。


もう10年が経ちましたが、2011年3月の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)では、

ものすごく大きな津波が押し寄せ、たくさんの尊い命が失われました。

一日も早い復興をお祈りします。



よく、地震が発生した時に、ニュースで、

・・・この地震による津波の心配はありません。

と放送されますね。


地震が発生すると、全国各地の気象台はすぐに地震計の記録を読み取り、

気象庁の津波予報中枢にデータを転送します。


これらのデータからコンピュータで、震源の位置、深さ、規模の大きさ(=マグニチュード)を割り出し、

津波が起きるかどうかを判定します。


学校のテストにもよく出る

「地震はなぜ起きるのか?簡単に説明しなさい。」

と言われたら、「プレートがずれるから」では、一部の地震しか説明ができていませんから、

地球の地殻変動や断層が動くことによって、地震が発生する。

と解答すればOKです。



[地震の際に津波が起こる仕組み]

高校物理の「波動」の単元で学びます。

地震により、断層が上下に動くと大きな津波になる。

左右に動いても大きな津波にはならない。

それはなぜかと言うと、

津波は、海底が隆起したり沈降したりして起きる波によって生じるから

なのです。

しかし、海はとてつもなく広いですね。

海底がいくらか変動したからといって、なぜ、あんな高波が襲ってくるのでしょう?

高校物理の出番です!

波の速さは、波長が水深よりも長いと、深さの平方根に比例する。

式は、

(深さ×重力加速度g)の平方根


例えば、水深4000メートルなら、波の速さは、秒速200メートル。

わかりやすく時速に換算すると、720キロメートルです。

新幹線よりも速く、リニアよりも速く、飛行機と同じ速さです。

特に、外が広く、奥が細い湾に波が入ると、

岸からの反射波

と重なり合って高波になるのです。

高校物理、しっかりおさえましょう。