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家庭教師のマナベスト 福島県 スタッフブログ

【化学】
ケイ素と粘度の関係

2021/12/05

溶岩中の二酸化ケイ素SiO2の比率の違いにより、溶岩の粘性が変わることは

高校地学で学びますが、ではなぜ、二酸化ケイ素を多く含むほど、

粘性が高くなるのでしょう?

ここからは、高校化学になりますから、化学を学んでいる人は、しっかりおさえてくださいね。


ケイ素Siと酸素O2は、単結合で、四面体の形です。

このケイ素と酸素の共有結合が非常に強力なため、粘性が高くなります。

二酸化ケイ素、つまり、石英は、日常生活でよく見かけるのは、純粋な透明ガラスです。


ガラスは、広範囲の高温で粘ったままの性質を持ちます。

具体的には、ガラス工場で高温にしたガラスを、あめ細工のように加工していますね。

それに比べて、溶鉱炉から取り出した鉄は、トウトウと流れています。


さらには、温度と水分の含有量も関係します。

溶岩の温度が高いほど、また、水分が多いほど、粘性が低くなります。


溶岩は、地球内部のマグマが噴き出したのに、

場所により温度や組成が違うのは、なぜでしょう?

それは、

地下1~10キロメートルのマグマ溜まりで変化するからなのです。