気象衛星ひまわりは、なぜ夜中でも宇宙から雲の写真を撮ることができるのでしょうか?
気象衛星ひまわりは、赤外線で雲の輻射(ふくしゃ)温度を計測し、
映像化して地上に転送しているからなのです。
直接に写真を撮っていないのです。びっくりですね!
昼間は、可視光線による映像、夜は、赤外線による映像と、
ひまわりが自動で使い分けているのです。
ということは、ひまわりの昼と夜の映像は、少し違いが出てきます。
例えば、上層の雲は非常に薄いので、
上層に行けば行くほど、空気が薄くなります。
したがって、水蒸気が溶けることができなくなるため、雲がいなくなるのです。
可視光線だと薄く写ります。
下層の雲は厚いですから、くっきりと濃く白く撮れるのです。
こうしてひまわりは、私たちの毎日の生活に役立っているのです。