昔の遺跡の発掘調査を通して、私たち日本人のルーツがわかる場合があります。
例えば、北海道の原住民のアイヌや、琉球の人々、
東北地方に昔から暮らす蝦夷の祖先は、
日本が陸続きになったちょうど氷河期に中央アジアから東進し
北東アジアに至り、その一部が日本列島に渡来した
「古モンゴロイド」で、これが日本の先住民です。
現在の日本人の祖先は、縄文時代末期から弥生時代にかけて
大陸から直接や朝鮮半島を経て、北九州に上陸し、
山陽道(中国地方の瀬戸内海寄りの道)を通り、現在の奈良県大和にたどり着き、
稲作と鉄製農具を駆使して、大和に朝廷を築いたと言われています。
その後、渡来人である和人と先住民との間で混血が進み、
現在の私たちになった、と考古学では理解されています。
私たち日本人の強みは、日本人というたった1種類の人種だということです。
世界を見渡すと、争いになる原因は、
宗教の違いと人種の違いです。
これからも、平和な日本であってほしいですね。