バナー
バナー
バナー

ホーム > 対応エリア > 京都府 > スタッフブログ > 【全学年】ノートを取るときは〇〇を意識して

家庭教師のマナベスト 京都府 スタッフブログ

【全学年】
ノートを取るときは〇〇を意識して

2022/04/29

みなさんは授業中や自習中、ノートをとってますか?


「先生が黒板に書いたことをノートに写してる」

という人もいれば

「教科書の内容のまとめノートを作ってる」

という方もいるかもしれません。


ノートの取り方や、取るべきかどうかついては

これまでも書籍やネットでいろんな意見が出ていて

なにが正解、とも言い難いです。


ですので、今回は

「こんなふうにノートをとってください」

ではなく

「ノートをとるときにこういうことを意識してください」

という話をしたいと思います。



さて、みなさんはノートは何のためにとるものだと思いますか?

まず思い浮かぶのは、一度聞いたことを忘れないための

「メモ」としての役割ですよね。


一度聞いて「もう覚えたから大丈夫!」と思っても、次の日には忘れてる。

そんな経験、だれしもあるものです。

そんな時、メモを取っていれば、それを見返し、思い出すことができます。




では、「メモ」以外の役割に思い当たるものはありますか?

今回「ノートをとるときに意識してほしいこと」というのは、

この第二の役割と関係があるのです。


実は、ノートをとるという行為には、

“アウトプット”

としての役割もあるのです。


“アウトプット”とは、インプット(知識を頭に入れること)

の対義語で、

頭にある知識を出すことです。


例えば、単語帳を読んで覚えた(インプット)ことを

ドリルの解答欄に書く、

これがアウトプットです。

人は、インプットした知識をアウトプットすることによって

脳に定着させていきます。


ノートに書く、という行為は、このアウトプットにあたる行為なんです。

そこで、効果的なアウトプットを果たすために意識してほしいことがあります。


それは、“なるべく、そらで(なにも見ずに)ノートを書く”ということです。


ノートを取ろうと思ったら、ついつい教科書を横に開いて

一文節ずつ書き写してしまいます。


残念ながら、これでは殆ど手の運動にしかなりません。


効果的なアウトプットのためには、まず、教科書や黒板の内容を頭で

理解し、覚えましょう。

そして次に、教科書や黒板をなるべく見ないように気を付けながら、

頭の中にあるものを、自分なりの表現でノートに再現してみましょう。



やってみると、一度「理解した」と思ったことでも、

自分で書き出すのは案外むずかしいとわかるはずです。


このむずかしさが、効果的なアウトプットとなっている証拠です。


一般に、人が何かを脳に定着させるのに必要なアウトプットの回数は

その覚える事柄によって

「3回」とも「5回」とも「7回」とも(あるいはそれ以上とも)

いわれています。


予習や、授業中や、復習で、

今言ったことを意識してノートをとることによって、

それは単なるメモにとどまらず、「1回目のアウトプット」に

なり得ます。


これを実践することで、一回の授業で吸収し定着させられることが

増え、その後の学習もスムーズにいくはずです。



ぜひ意識してみてくださいね。