学力は「勉強量」と「やり方」の掛け算と言われています。
つまり、学力アップを目指すには、
勉強量を増やすか、勉強のやり方を工夫するか、
このどちらかをする必要があるということです。
赤点を取ってしまうほど勉強が苦手な生徒さんは、
やはり勉強量が足りていないことが多いです。
「授業をあまり聞いておらず宿題もしない」
「家庭学習の習慣が全くない」
このような状況では、いくら「やり方」を工夫したって、
量が絶対的に足りていないので学力は伸びないでしょう。
では、勉強量を増やすにはどうすればいいかというと、
一番確実なのは「強制力」だと思います。
強制力と聞くと怖い響きですが、これは例えば、
「塾や家庭教師と契約し、決まった曜日と時間に勉強する」
や、
「親の目の前で毎日勉強する約束をする」
というような、日々必ず勉強する時間を設けるためのルールのようなものです。
子どもは、能動的に「勉強したい!」とはなかなか思ってくれないものですので、
やはりある程度の強制力を与えて、
「いま気分じゃないけど、しょうがないからやるか!」と思わせないといけません。
最初は勉強の気分じゃなくても
少し経てば集中して勉強モードに切り替わることもあります。
そして、そういった経験を繰り返すたびに、いつのまにか勉強が嫌じゃなくなっていくと思いますよ。
また、強制力によって家庭学習の習慣が一度つけば、
体や頭が勉強に慣れ、やがて強制力がなくても勉強をするようになります。
こうなってしまえば、勉強時間は大幅に増え、確実な学力アップにつながると思いますよ!
ここで少し注意点があるのですが、
最初からあまりに無理な強制力をかけてしまうと
すぐにくじけて、かえって勉強から心が離れてしまいます。
まずは子供と相談の上、無理のない量ではじめて、
すこしずつ勉強の体力をつけていくといいと思いますよ。
また、怒ったり脅したりして強制力をかけてしまうと
それが子供のストレスになり、勉強に対するマイナスなイメージにつながってしまいます。
そうなると集中力が減り、学力アップは遠のいてしまいます。
ですので、強制力はあくまで、
子供の気持ちで「それならやってもいいかな!」と思い、同意できるような強制力がいいと思いますよ。
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新学年が始まる4月。
勉強習慣を作るために、強制力を持った新しい習慣を
お子さんと相談して決めてみてはいかがでしょうか。
いま学校以外の勉強を全く出来てない子でも、
もしかしたら一年後には、毎日自宅で勉強できるようになってるかもしれません。
皆さんの新学期が充実した良いものになるよう、応援しています!