まれに、ひとつの教科に大ハマりしてめきめき成績を伸ばし、
その教科だけが大得意になる子がいます。
実は、そういった子はあとあと他の教科も追いつくように出来るようになっていきがちです。
その理由のひとつには、
大得意な教科があることで他教科により時間を割きやすくなることがあります。
しかし別の理由には、教科間の相互作用によって起きているということも考えられます。
たとえば数学にハマって、毎日楽しんで数学に触れていた時期があったとすると、
その期間には、数学の知識だけでなく、数学に必要な論理的思考力や深い集中力も鍛えられます。
その力は理系教科を筆頭に、他の教科にとっても利益になるものです。
これが教科間の相互作用の一例です。
一つの教科で得た能力や経験は、その教科だけにとどまらず、
他の教科の勉強にとっても役に立ったり、指針になったりするものです。
(数学のみならず、他の教科だったとしてもです。)
いま受験まで時間に余裕があり、なにか一つの教科について極めてみたいと思っている方は、
その教科に徹底的に向き合う期間を設けてみてもいいかもしれません。
その教科の点数が上がるだけでなく、勉強全般について力を付ける機会になるかもしれませんよ♪