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家庭教師のマナベスト 京都府 スタッフブログ

【全学年対象】
『メタ』な目線を持とう




皆さんは『メタ』という言葉を知っていますか?

元々の意味は「高次元の」や「超越した」という意味です。

これだけ聞いても分かりにくいと思うので用例を見てみましょう。


例えば、マンガの登場人物が、マンガのコマの中から読者にむかって

「読者のみなさん!」という風なセリフを言ったり、

「自分は紙の上のインクだから」とか「今回は最終回だから…」とか言ってくることを思い浮かべてください。

少し奇妙ですよね。



マンガの登場人物は本来自分がいる世界の中を生きているはずで、

その外にいる私たち読者や漫画誌のことなどはまったく気にしないのが通常です。


そんな中、登場人物が「自分がマンガの登場人物であることを分かってる」ようなことを言ったり、

「マンガそのものの構造」などについて言ったりするのを、一般に『メタ』と言います。





さて、今回この『メタ』という言葉を紹介したのは、

みなさんにも勉強に関して『メタ』な目線を持ってほしいということなんです。


これはどういうことか、以下でご説明します。




言うなればテストを受けている時のみなさんは、

マンガのキャラが『メタ』な目線を持たず通常通りその世界を没頭して生きているようなものです。

目の前のテストにのみ向き合って没頭し、問題そのものについて文意や解法を考えています。



ではここに『メタ』な目線を持ち込んでみるとどうでしょうか。

「テストを解いているのは僕たち○○学校の×年生で、テストを作ったのは△△先生で…」という風に

テストの外側の情報が見えてきます。


すると、やがて「この問題を問うというのは、僕たちに□□の知識があるかどうか問いたいからじゃないか?」と、

テストに関する有益なメタ情報が見えてきます。


メタ情報が見えると、作問者が問おうとしていることが具体的に分かり、

あとは皆さんにその知識があるかどうかだけですね。

少なくとも「何をしたら、どこに着目したらいいのかすらわからない」というような状況は防げます。





『メタ』な目線はテスト中のみならず普段の勉強にも生きてきます。

例えば、

「これは、テストだとできる人とできない人がはっきり分かれて、差がつく問題になりそうだ」

と分かれば事前に念入りに準備することができますし、

「テストの作問者からしたら、これが出来るかどうかは問いたいところだろう」

と推測できれば、得点に直結する勉強が一発でできます。



つまり『メタ』な目線を持つことは、

テスト本番でのヒントになったり勉強の効率化につながったりするということです。




もちろん、目の前の問題に対する深い集中力や一直線の熱いやる気も大事ですが、

ちょっとしたときに『メタ』な目線で自分の勉強のことやテストのことが見れるようになると

道が開けてくるかもしれませんよ♪