【全学年】
心境の変化を感じたら

中高生のお子さんをもつ保護者の方の悩みは、

何といってもお子さんが勉強してくれないことではないでしょうか。


その中でも、これまでずっと勉強でしてこなかった場合ではなく、

今までは勉強していたにもかかわらず急に勉強しなくなった、というケースでは

気にすべきポイントがあります。



それは、思春期のお子さんの繊細さです。

思春期のお子さんの場合、学校での人間関係や恋愛、自我が芽生えることによる悩みなど、

勉強以外に気になってしまうことが周囲にたくさんあります。


また将来の遠い未来のことを考え、いま勉強する意味などについて真剣に悩んでいるのかもしれません。


どのようなものであれ悩みが大きくなると、まだ精神的に成長しきっていないお子さんは

キャパオーバーを起こしてしまい、勉強に身が入らなくなります。

授業中も家に帰ってからも、上の空といった様子です。



もしお子さんがそのような状態の場合、無理に勉強するよう促したとしても逆効果でしょう。

繊細な悩みがかき乱されたことで、親子関係にひびが入ってしまうことさえあり得ます。




まずは否定せず話を聞いてあげたり、ゆっくり休養させてあげたり、

どこか遠くへ連れて行って外の空気に触れさせてあげたりというような

精神面でのサポートを心がけてあげてください。

お子さんの心の整理がつけば、勉強に取り組む余裕が出てくるかもしれません。