大人に「勉強を楽しもう」と言われたとき、勉強が苦手な子ほど気後れしてしまうものです。
これには、勉強に苦労してきた経験ということもあると思いますが、
無意識のうちに「自分のレベルで楽しいなんて言ってはいけない」と思い込んでいる場合もあります。
大抵の場合、勉強を楽しいと口にするのは勉強が出来る子です。
勉強が楽しいからどんどん知識を得て、より得意になっていきます。
周りの人も、「楽しんでるから出来るんだなぁ」としっくりきます。
そこへいくと、勉強が苦手なのに「楽しい」と口にするのは確かに勇気のいることかもしれません。
「苦手なのに楽しいの?」と疑問の目を向けられますし、
そういった視線を内在化して、自身も
「確かに…。自分が勉強を楽しむなんておかしいのかも…。」と思ってしまいます。
しかし、そんな言葉を気にする必要はありません。
勉強を楽しむ権利が無い人なんていません!
多くの勉強は一人するし、勉強中に頭の中で巻き起こっていることは完全に個人的なことです。
苦手でも、分からなくても、自分が楽しいと感じるならその気持ちを抑圧する必要なんてないんです。
勉強の楽しさの多くは、「分からないことが分かるようになる」ということです。
そう考えると、むしろ苦手な子の方がまだ楽しむ余地が多く残っているとも言えます。
これまで勉強が苦手で、そのうえ嫌いだったとしても
今日から急に楽しむように変わったっていいんです。
周りがとやかく言ってきたとしたら、きっとそれは妬みです。
どんどん勉強を楽しんで、そして大きく差をつけられるかもしれないと恐れているだけです。
ぜひ、少しずつでも勉強を楽しもうという意識を持ってみてください。