突然ですがみなさん、日本地図を思い浮かべて、隣接する都道府県をたどって
東京都から大阪府まで行く経路をひとつ考えてみてください。
たとえば、太平洋側を通るなら、
東京→神奈川→静岡→愛知→三重→京都→大阪
すこし寄り道して北陸側を通るなら、
東京→埼玉→長野→富山→石川→福井→京都→大阪
といったルートが考えられますね。
都道府県をいくつも経由しないといけませんが、順番通り正確に思い浮かべられたでしょうか。
さて、こうした一つずつ次へ、次へと辿っていく思考の仕方は、実は数学に必要なものです。
数学の解答は、ちゃんと採点者に伝わる“つながり”があるものでないといけません。
もし皆さんの中で「この計算は答えに近づくために必要だ」と思って書いたとしても
そのこと採点者に伝わるように書かれていなかったら部分点にもならないのです。
そのため、数学の解答を書くときには
「式を変形すると」「~なので」「しかし」「~があればいいので」といった
日本語の言葉をよく用いることをオススメします。
流れの無い解答で答えにたどり着こうというのは、東京から大阪へ行こうとするのに、
東京→北海道→高知→福岡→大阪
と、めちゃくちゃな道順をたどるようなものです!これは飛び飛びで行けませんね。
数学の解答には前後のつながりが大事。
このことを意識して勉強を進めていってもらえたらと思います♪