社会の地理分野と理科の天気の分野でテストに出題される、
日付変更線に関連するお話です。
まず、この地球の時計の基準は、
イギリスの首都ロンドンにあるグリニッジ天文台を縦に通る線、
つまり、本初子午線0度、と世界で決められていますね。
この本初子午線のちょうど反対側が、日付変更線なのです。
だから、日付変更線は東経も西経もなく、180度です。
ただし、同じ国なのに日付変更線をまたいで存在していて時刻が違うのは混乱するので、
北半球は、
アメリカ合衆国のアラスカ州のアリューシャン列島
南半球は、
ポリネシア地区
この2ヶ所で、日付変更線のラインが曲がっています。
そして、ここからは、理科の天気の変化の単元にも関係する大切なことです。
日付変更線の東側、主に北アメリカ大陸で熱帯低気圧が発達すると、
ハリケーンになります。
日付変更線の西側、主に日本や中国、朝鮮半島で熱帯低気圧が発達すると、
台風になります。
つまり、ハリケーンと台風は、発生して被害をもたらす場所の違いです。
災害のない安全な世の中になってほしいですね。